日本製の革は世界に通用するレベルの品質ばかり!
日本製の革製品はあまりイメージがない人も多いかもしれません。
それもそのはずで、もともと日本は積極的に革製品を作ってきたわけではないからです。
しかし、ここ数十年の間で海外から革製品に関する様々な知識が流入してきて、今では当たり前のように日本製の革製品が市場に出回るようになってきました。そこで今回は日本製の革に焦点を当てて色々と紹介していきたいと思います。
日本の革の歴史を振り返る
海外のブランドなどを見ると、当たり前のように革を使っています。
むしろ革を使っているブランドほど有名と言えますね。
一方の日本のブランドを見てみましょう。あまり革を使っているイメージは無いかもしれません。
もちろん革を使っている日本製のブランドもたくさんあるのですが、どちらかというと織物や染物に特化している印象は無いでしょうか。
日本の歴史を振り返ってみると、江戸時代に鹿の革を使った刀が作られていたり、太鼓にも革が使われています。使うところは多いのですが、あまり一般向けでないのは間違いありません。
しかし昭和あたりから栃木県や兵庫県などで盛んに革が作られるようになり、これが日本全国に広まっていきました。「栃木レザー」「姫路レザー」といった単語を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クオリティーで勝負!
日本製の革製品はいずれも「クオリティーの高さ」で勝負している傾向にあります。
なので、無名の国産ブランドの革製品でも、海外の超有名ブランドに引けを取らないクオリティーに仕上がっていることは珍しくありません。
これは日本での革の製造過程が進歩してきたこと、そしてレザー職人の質が高まってきたことなどが挙げられます。
今では当たり前のように革製品が使われているので、その分だけ職人が活躍する出番が増えている、というのも大きなポイントの1つになってくるのではないでしょうか。
海外の革を日本の職人が手作業で作り上げる!
日本製の革製品は1から全て日本のものだけで作り上げる、というよりは人気の高い欧州の革を輸入して、日本の職人が手作業で作り上げる方が多いようです。
例えば財布にスポットを当ててみましょう。
海外ブランドの革財布を使ったことがある方なら分かると思いますが、紙幣がはみ出ることが多々あります。これは日本の紙幣は海外の紙幣よりも一回り大きなサイズだからです。
なので、海外製の財布は今ひとつ使い勝手が悪いことがあります。
しかし日本製の革財布なら日本の紙幣に合わせたサイズで作られているのでこのようなちょっとした違和感を感じることなく、快適に使えます。
ということで今回は日本製の革製品について紹介してきました。
世界に通用する品質のブランドも数多く登場してきていますし、あえて海外の有名ブランドを選ぶ必要性がかなり減ってきているように感じられます。
日本で作られた良い物を日本人が使う。理想的な形だと言えないでしょうか。