MENU

質の良いコバだと財布の寿命が大きく伸びる!より長く使い続けたいならコバに注目

革財布について色々と調べてみると、必ずといっていいほど出てくるキーワードがあります。それが「コバ」です。しかし普通の生活を送っていると「コバってなんだ?」と思うのは当然のこと。そこで今回はコバについて解説してみたいと思います。

 

財布のコバとは端の処理のこと

コバは革財布の端の部分になります。漢字で書くと「木端」。革の断面を見ると木目に見えなくもないですよね。ここからコバと呼ばれるようになったそうです。

 

画像

コバ仕上げは主に3種類

代表的なコバの仕上げ方法には3種類があります。「コバ磨き」「コバ塗り」「ヘリ返し」です。それぞれの特徴を紹介します。

 

コバ磨き

名前の通り、コバをヤスリなどで磨き上げることで仕上げています。高級な革財布などでよく見られる技法です。当サイトでも紹介しているココマイスターの財布はほとんどがコバ磨きで仕上げられているようです。

 

素材としての革はコバが毛羽立っています。このままの状態だとほつれてしまい、ここから徐々に品質が悪くなってしまう…そこでキレイに磨くことで美しさと耐久性を両立させています。

 

加工の際には薬品も使っているのですが、1度使用する毎に乾燥させる必要があるため、非常に手間暇のかかる手法です。コバ磨きで仕上げられた財布は丁寧に作られたものだと判断して良いでしょう。

 

コバ塗り

コバ部分にニスなどのコーティング剤を使用することで仕上げる手法です。品質はピンからキリまで分かれており、これを見極めるのはなかなか難しいとされます。

 

なお、市販されているコーティング剤を使えば、大事にしていた革財布のコバがヘタってきたときに自分で修復することもできます。ただし、均一に、丁寧に塗りこむ必要があるためそれなりの知識と技術も必要です。

 

ヘリ返し

角の部分を内側に織り込み、裁縫する手法です。10回以上しわ寄せされたヘリ返しは「菊折り」とも呼ばれ、職人の腕が光る最高級の仕上げ方法とされます。

 

見た目も美しく、アクセントになるので華やかな印象を与えますが、革を薄く伸ばしてから使用するため耐久性は他のコバ処理と比べてやや低め。

 

終わりに

実は今回紹介したコバ処理以外にもいくつか種類があります。しかし、大半はここで紹介した3種類のうちのどれかを使用していることがほとんどです。

 

本当に財布に自信のあるお店やサイトは必ずと言っていいほどコバ部分をアップにした画像を掲載しているので、1つの目安として覚えておくと良いかもしれませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

プレゼント
予算別
ラウンドファスナー


シリーズ別に長財布を探す
ブライドル
コードバン
マットーネ
ポンテマットーネ
ナポレオン
マルティーニ
ジョージ
パティーナ
アルバート
クリスペル
オークバーク
プルキャラック
ロンドンブライドル
ロッソピエトラ
カヴァレオ
クロコダイル
ベテルギウス