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皮から革へ変える処理「なめし」加工の種類と特徴

生皮を「腐りにくく、柔らかく、水はけがよく、熱に強く」するためになめしという科学的な処理を行います。なめす前のものを「(かわ)」、なめした後のものを「(かく)」と呼びます。

種類 方法 特徴
タンニンなめし 植物に含まれているタンニン(渋)を溶かした液を用いる。タンニン中に含まれるポリフェノール化合物が、コラーゲンの中のアミノ基と結合することによって皮がなめされる 伸縮性が少なく、硬くて丈夫。重く、耐熱性、耐光性(光によって変・退色する)に劣る。水に濡れると硬くなり、ひび割れの原因となる
クロムなめし 金属系の薬品でなめす方法。塩基性硫酸クロム塩という化合物を溶かした液を用いる。この化合物がコラーゲン酸根と結合することで、皮がなめされる 断面が青緑になる。柔軟性に富み耐熱性があり、発色性に優れている。水を吸うと乾燥が遅い
コンビなめし クロムでなめした皮をタンニンでなめす方法 クロムなめしとタンニンなめしの特長が生かされている

仕上げ加工の種類と特徴

革の加工や仕上げ方法によっていろいろな革の個性、表情が生まれます。代表的なものは下のとおりです

加工革の種類 加工および仕上げ方法 特徴
表面加工 銀付き革 表面の銀面(革の表皮層のすぐ下の部分)をそのまま活かすため、染料と仕上げ材で仕上げた革 染料と仕上げ剤だけの仕上げのため、色落ちしやすくキズがつきやすい
ガラス革 銀面をサンドペーパーでこすって樹脂や顔料を塗り、ガラス板に張り付けて乾燥させたもの 色ムラがなく丈夫な反面。強く折り曲げると樹脂が割れることがある。水濡れに比較的強い
パール革(メタリック仕上げ) クロムなめしした革の表面にパール光沢材料(天然の魚粉、貝粉、鉛、金属化合物など)とラッカーを一緒に混ぜ、吹き付けて仕上げた革 パールの分量によって色ブレが生じやすい
エナメル革 銀面に油脂や合成樹脂を塗って光沢を出したもの ガラス革と同様。別名パテントレザー
型押し革 銀面に変化を持たせるため、型を押して仕上げたもの キズが目立ちにくい。立体感がある
オイルレザー なめしの工程中に多量の油、グリースを吸収させた革 水をはじきやすいが、ひっかきキズなどがつきやすい
シュリンク革 なめしの工程中、薬品処理をして人工的にシワをつけたもの キズが目立ちにくい。部位によってシワの出かたが異なる場合があり、パーツによって見えかたが違う
ヌメ革 タンニンなめしをした革 伸縮性が少なく、硬くて丈夫。使用していくほどなじむ。光によって、変・退色する
ヌバック 革の銀面をスエードよりも軽く起毛させて仕上げた革 シミになりやすく、汚れやすい
裏面加工 ベロア スエードと同じく、革の裏を起毛させたもの スエードより毛足がやや長い。色落ちしやすい
スエード 革の裏(肉面)をサンドペーパー等で起毛させたもの シミになりやすく、汚れやすい。色落ちしやすい
バックスキン 本来は鹿の革の銀面を起毛させ、スエード調に仕上げたもの。現在ではスエードと同じ意味で使用されていることが多い
中間 床革(とこがわ) 1枚の革を銀面側と肉面側にスライスした内面側の革 組織が粗いので、中仕切りなどに使用される

加工革製品の取扱上の注意

起毛革(ヌバック、ベロア、スエード)

・摩擦や雨などによる水ぬれにより色落ちするおそれがあるので、白色や淡色系の洋服などと組み合わせる際は注意する
・水ぬれは色にじみの原因となるので注意する

 

樹脂仕上げ革(エナメル・ガラス革)

・強く折り曲げると表面に塗った樹脂が割れる場合がある。
・他の革製品やビニール製品などを長時間密着させると、貼りつきや色移りの原因となるので注意する

 

加工革製品のお手入れおよび保存方法

起毛革(ヌバック、ベロア、スエード)

・水にぬれた場合はすみやかに乾いた柔らかい布で、軽く叩くように水気を取り直射日光をさけて風通しの良い場所で乾燥させる
・毛足の長い製品は汚れがたまりやすい。毛のブラシでブラッシングするとほこりや汚れもとれ毛足も揃う
・お手入れには、素材にあった起毛革専用クリーナーを使用する。その際は目立たないところで試してから使用する
・温度および湿度の高い場所での汚れたままでの保管はカビなどの原因になるので避ける。風通しのよい場所に形を整え布袋などに入れて保管する

 

樹脂仕上げ革(エナメル・ガラス革)

・汚れた場合は、柔らかい布を少し湿らせて軽くふく
・お手入れには素材に合った専用クリーナーを使用する。使用する場合は目立たないところから試す
・ビニール袋などに入れたり、他の革製品、ビニール製品などと密着させると、貼りつきや色移りの原因となることがあるので、布袋などに入れて風通しのよい場所で保管する

 

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